はんなり=あっさり+まったり+こってり

 
毎度です。

しっかし、なにかとありますなぁ。

先だって、知り合いがやってきたので近在で評判の饂飩屋に行ってきた。

「さっぱりわやや」

「そうかぁ、ほな笑わなしゃぁないなぁ」

「そうはいかんからやなぁ・・・」

「ほな、怒れや!」

「・・・・・・」

だいたいこんな感じのアホなやりとりしながら、ウドン食うた。

この頃は、みな大人しすぎる気がせんでもない。


で、この店に入るのは初めて。ウドンは大阪でもごく普通になった「讃岐」うどん。

キツネを頼んだんやけど、アメリカのお母さんはマアマアくらいやった。

「きつねうどん」発祥の店、松葉屋の二代目宇佐美辰一が書いた『きつねうどん口伝』読んだことある。

それによると「きつねうどん」は「はんなり」とした味がいちばんやと書いてあった。


はんなりとした味は、あっさり+まったり+こってりを三つまとめてどうや!のような味。

詳しく言うとこんな感じ。

あっさり→口に入れたとき、そこはかとなく感じる上品な味。

まったり→深いコクとなめらかな舌ざわり。

こってり→口に残るしつこさがありながら、全体としてはあっさりとした余韻のある味。

とりあえず、天神橋五丁目の立ち食いの「きつね」は美味い。

看板に「ケツネうどん」と書いて「キツネ」とルビふってるケッタイな店。


年内に行くこともないやろけど。



なぜ酔わないと自由になれないのだろう/『タルコフスキー日記』1970.7.12


こんな事が書いてあった。



ほな。