俊 徳 道
店の前に出ているサンプルに「大阪の味 きつねうどん」と書いてあったので、よし、今日は「きつね」
でもやっつけたれと思うたのだけど、「きつね」のサンプルの隣に「大阪の味 カツ丼」とあった。
こうなると、「大阪の味」の何がどないやねん!状態になってもうて、結局入らんかった。
この所、いろいろあって東大阪の俊徳道辺りに出没している。
東大阪市って、あっても不思議やないけど、ほんまにあるんや!のような判りやすい市名やけど、その地
名はなかな根性がある。
足代、宝持、水走、御厨、衣摺、英田、孔舎衙…漢字読むのが得意な、どっかの国の首相には住みにくい
所かも知らん。
俊徳道も、俊徳丸が八尾高安から四天王寺に行くのに通った道ということらしい。
小阪は読みにくい地名でもないけど、昔ここに映画撮影所があった。
大正5年(1916)に総面積570坪。後に手狭になったため、同じ東大阪の長瀬に移転する。こんどは1万
坪。有名な『なにが彼女をそうさせたか』はここで作られた。
しかし昭和5年81930)に失火全焼し、撮影隊はすべて太秦に移動する。
で、映画村が生まれた。
太秦辺りもなかなかだ。
あと少しで、「いろいろあって」も片づく。
そんだけ。
●追加【地名の読み方】
英田/あかだ、孔舎衙/くさか