凹 む
先だってから、何かと動き回ってた。
世間が回ってくれんから、こっちが回らんとしゃあないのだ。
いつもの通り、うまくいかんかったことの方が多かった。
おまけに風邪ひいた。
頭寒足熱には縁がないけど、悪寒発熱との付き合いはけっこう長い。
ほんでも、失敗と悪寒発熱には慣れとるから凹むこともない。
それより、神経すり減らした割には腹の凸はいっこも凹まん。
なんや割りに合わん気がする。
合間に佐野眞一の『乱心の曠野』を読んでる。
大雑把な話、真相がどうあれ、鉄砲玉になって罪を負い務めを果たして、出獄後は組織に庇護の下、ある
程度の力を持つ、なんちゅうのはトーエイのヤクザ映画で出てくるような奴やのぉ。
甘粕正彦。
そんだけ。