新山誕生の日

 
今日は町内の掃除の日。

アラフォーやのうて、アラカン世代やねんけど、今どきは<若い衆>になるので何かとやらされる。

この月一の掃除、一月と八月はない。

理由をきいたら、寒いから&暑いからと答えがかえってきた。

わかりやすい。

・・・そうそう、アラカンって嵐寛寿郎のアラカンやのうて、araound還暦ね。


掃除といえば、天保二年(1831)の今日は「天保の川ざらえ」が行なわれた日。

これ、淀川から押し流された土砂が安治川、木津川なんかの川底に堆積して、船のさまたげになりだした

んで、大阪のいろんな所が金を出しあって、オール大阪で一大浚渫工事やることになったという話。

天保二年の今日、まずは安治川口から工事は始まったのやけど、延べ十万人からの労働力が狩り出され

て、翌年末に終了ゆうから、たいそうなもんです。

で、その時の土砂を盛り上げて出来たのが天保山

標高4.53メートルの日本一低い山。


ついでに調べたら、大阪市内でいちばん高い山は、鶴見区にある「鶴見新山」で標高45メートル。

この山は、大阪花博の時に出来たもので、ゴミ焼却場から出る残灰を積み上げて造られたらしい。

最近の計測によると、地盤沈下で標高が39メートルまで下がってるらしい。^^;

ついでに二番目に高いのが、大正区にある昭和山で標高33メートル。

これは万博の時の地下鉄工事で出た土砂で作られたもん。


天保山→河の土砂で鶴見新山→ゴミの残灰で昭和山→工事で出た土砂。

まぁ、そんなもんかもなぁ。


ほな。



大阪市立図書館の『天保山に遊ぶ』に、観光地やった頃の天保山に風景があります。
  →http://www.oml.city.osaka.jp/image/themes/theme769.html