帰りは電車
この頃は、頭がヤヤコシクなったらとにかく歩く。
ほんまは山にでも登ったらええのやろけど、今は出来そうにもない。
最寄り駅から二駅くらいを過ぎると、ヤヤコシイのはどっかに行って、歩いてるというだけになる。
ブラブラと三駅辺りを通過すると、世の中のことなんかどうでもようなって、金も家もなんもかもどうて
もよくなって、このまんまどっかに行ってまうのもアリかもなぁという気持ちになってくる。
ブラブラしながら、ただ歩いてるだけやと、周りのものを何も受け付けないから、私のようなヘタレでも
瞬間的に精神が強くなってるのかも知らん。
どっかに行ってしまうのは、もっと若い頃ならそうしたかも知らんけど、今はそれも邪魔くさい。
家に帰ろうが、どっかに行ってしまおうが、どっちみちフンギャ~と生まれた時から、帰らない旅に出て
るようなもん。
流れに身を任すとか、そんな言い方もあるけど、それはちょっと違うような気がしている。
自分自身が流れであるように思うのだ。
そやから、時々どこか知らんけど帰る場所があるような気持ちになるのは、自分が行き着くところを何と
のう感じているのかも知らん。
淀川を眺めながら、そんな具合なことを考えながら歩いてたら、梅田まで来てしもうた。
さすがにしんどいので、帰りは電車。
最寄り駅で降りて、いつものスーパーで食材を買って帰ってきた。
ほな。