焼きそば食おうとしたけどカレーになった
梅田で用事をやっつけてた昼過ぎ、久し振りに「愛とセーシュンの焼きそば」でも食うたろ思うて、阪急
ガード下の、大衆食堂に行く。
ちょうど客の入れ替わりのタイミングだったようで、入ってきた客が注文中。
焼きソバ・・・はい、焼きソバ一つね!
焼きソバ・・・はい、焼きソバ、もう一つね!
焼きソバ・・・焼きソバ、つごう三つ!
焼きソバ・・・焼きソバ!!
焼きソバ・・・焼きソバぁ!!!
注文取ってるオッチャンの声がだんだん投げやりな感じになってくる。
棚におかずも置いとんねんし、焼きソバばっかり食わいでもと腹の中で思うてるような気もする。
で、ついにこっちに来たから、思わずカレーと言うてもうた。
はい、カレー一つね!と「ね」が復活。
ここの焼きソバ、名物というわけでもない五百円。
大衆食堂は、食いモンの匂いがしてるようで、意外としてない。そんな中で厨房からソースの焦げる匂い
が漂ってくるので、それにつられてということやないかと思う。
焼きソバは「愛とセーシュンの焼きソバ」と言うてるけど、カレーは「肉なしカレー」と言う。
ず~っと昔に「おばちゃん、これ肉入ってへんやん?」ときいたら、おぼちゃんが「肉が溶けるほど煮こ
んでんねん」と教えてくれてから変わらん。なんでか、ジャガイモは形を残してるのも。
学食(今は知らんけど)のカレーというより、遅くに帰ってきたオヤジが食う、家族が食った後のルーだ
け残ったカレーのような感じ。
それなりに美味い四百五十円。
ただし、ご飯の量がこの店の大飯。普通の店の1.5倍ある。
ほな。