河村瑞賢
歩いて五分の図書館にある【大阪関連書棚読み尽くし】キャンペーン。
大阪やから【澪つくし読み尽くし】と勝手に名付けてボチボチやってます。
何かあるわけでものうて、棚の端から端までちゅうのをやってみたかっただけのもんですけど。
で、河村瑞賢。
この人、安治川つくった人で、元禄十二年の今日亡くなってます。
今の淀川は大阪で堂島川と土佐堀川に別れてから、もう一回合流して安治川となって大阪湾。
昔は合流した所から九条島に突き当たって、それから島に沿って折れ曲がりながら大阪湾。
そんなことで大雨の度に洪水の被害にあってたわけです。
こらアカンとなって、幕府の命を受けてやって来た河村瑞賢が安治川をつくったわけです。
お陰で、洪水が治まっただけでなくて、船の往来が格段とよくなって、水都大阪にとっても多大な功績を
残した人やそうです。
安治川つくって、洪水と船運の便がようなった。一粒で二度美味しい江戸時代のグリコみたいな人です。
そんな安治川というと、宮本輝の小説と小栗康平によって映画化された『泥の河』を思い出します。
小説も映画も大阪やなぁと思いました。
けど、あれロケ地は名古屋の中川運河やそうです。
ほんでも、大阪やなぁと思いますけど。
臭っさい川と工場の煙とキンキラキンのネオンに育ったからかも知らんけど。
そや、『泥の河』で思い出した。またどっかで出入り橋の「きんつば屋」できんつば買うて帰ろ。
オトンの好物やったしするから。
ほな。