さんじゅうご
藝 術 は 短 し 貧 乏 は 長 し
自虐的という言い方ありますけど、上のようなんはいちびった言い方というとこかもです。
いちびるは市振りが訛った言葉でと「いちびる」を説明して、「ふざける」とか「はしゃぐ」とか
標準語変換すると、それ微妙にちゃうから、いちびるはいちびるとして覚えてもうたほうがええです。
で、上の言葉は直木三十五の名言とされてるものです。
しばらく途絶えとるけど、近くの区立図書館の【大阪コーナー】の大人読み(大人買いみたいなもん)。
けど、直木三十五は一冊もおまへん。どころか館内でたった2冊だけ。
きました。
たしかに織田作みたいに大阪弁で書かれてるわけやないけど、『大阪を歩く』や『死までを語る』なんか
読むと、洒落のめすとか、自虐的なんちゅう言い方より、「いちびってる」というほうがぴったりな感じ
がする文章です。
そやから私は好きでおます。
おもろい思うたら、とりあえず書店か近くの図書館に行ってくなはれ。
ャーやぁ間違うのがおるかも知らんからやめといたほうがええか。
ほな。