さんじゅうご

 

藝 術 は 短 し 貧 乏 は 長 し


自虐的という言い方ありますけど、上のようなんはいちびった言い方というとこかもです。

いちびるは市振りが訛った言葉でと「いちびる」を説明して、「ふざける」とか「はしゃぐ」とか

標準語変換すると、それ微妙にちゃうから、いちびるはいちびるとして覚えてもうたほうがええです。


で、上の言葉は直木三十五の名言とされてるものです。

しばらく途絶えとるけど、近くの区立図書館の【大阪コーナー】の大人読み(大人買いみたいなもん)。

小説では織田作之助あり~の、近松あり~の、武田麟太郎あり~の、藤本義一あり~のします。

けど、直木三十五は一冊もおまへん。どころか館内でたった2冊だけ。

それあんまりやでと思うので、今日は直木三十五の命日やから、図書館に直木三十五の本リクエストしと

きました。



直木三十五は、今の中央区で生まれた大阪の人です。旧制の市岡高校出身です。

たしかに織田作みたいに大阪弁で書かれてるわけやないけど、『大阪を歩く』や『死までを語る』なんか

読むと、洒落のめすとか、自虐的なんちゅう言い方より、「いちびってる」というほうがぴったりな感じ

がする文章です。

そやから私は好きでおます。







おもろい思うたら、とりあえず書店か近くの図書館に行ってくなはれ。



直木賞直木三十五賞と読んだ方がええかも思うたけど、どこぞのアホが、直木35勝ってどこのピッチ

ャーやぁ間違うのがおるかも知らんからやめといたほうがええか。



ほな。