金はないけど・・・

 
例えば

一本早い電車に乗ってたら

とか

一本乗るのが遅れてたら

・・・

エライことになってた。

そういうのはままある

だいたいは、あぁ運がよかった!と素直に喜んでいたりする。

ところが、運が長く続いて六十も過ぎると勘違いするのがけっこうおる。

つまり

一本早かったり、遅かったりの選択を自分がしたと思い込んだりする。

で、挙げ句の果てが、自分は正しかったから、今がある!となる。

ついでに、そうなれへんかった者を責めたりする。

こないだ、そんなオッサンと話をすることがあった。

家を建て~の、子供もええとこで働き~の、孫もすくすくでうれしそうではある。

そらそれでええとしよう。

ほんでも、共通の知り合いの誰それの子供がヨレヨレになってたとしても、そやから言うて、自分のやっ

て来たことが正しいみたいなこと言うたらアカンぞ。


ただ運がよかっただけやんけ。


誰でも、登り詰めるよりは、転げ墜ちる条件の方をアホほど持ってるちゅうねん。


そやから、そのオッサンに


・・・ワシは金はないけど、運はええぞ!と言うたった。


わかってないやろなぁ。



ほな。