ルイジアナ・ママ

聴いた音楽の話を書いてみたくなった。

JAZZが好きなんやけど、音楽や絵を言葉に置き換えるなんてようせんので鑑賞は書かれへん。

小説や詩の感想もどっこいどっこいやけれども。

まあ、無理せんと記憶に残ってるもんを書いてみようと思います。それしか書けんけど。


ルイジアナ・ママ」は飯田久彦

♪あの娘はルイジアナママ やって来たのはニューオリンズ  髪は金色 目は青く 本物だよ デキシ

 ークィーン/マイ ルイジアナママ  フローム ニューオリン♪

「びっくりぎょうてん うちょうてん」なんて歌詞もあったように思う。

同じ事を思うてた人がいるみたいで、この「ニューオリン」が「ニロリン」って聞えてた。


たまたま生まれたのが、貧乏な友達に「お前んとこ貧乏やなあ」ってほめられるくらいの「自慢できる貧

乏」でした。

ここから抜け出るには、金か頭か暴力かの選択しかないような環境です。

グレてたので(両方の親が)、兄弟三人(一番下です)内職してた時に、ラジオから流れてくる洋楽の明

るさは、うれしかったです。ふ~ん、そんな世界もあんねんなと思いながら聴いてました。

働きもんの姉ちゃんは、エディ・ゴウメが大好きでした。


べつに暗~い家庭事情を書くつもりはないんです。

こういう歌が、たしかに私を違う世界もあるんやって教えてくれたし、聴いてて気持ちが良かったんで

す。ここやない、どこかに連れて行ってくるるような気持ちになったんです。

ちょうど、拗ねて布団被って寝たふりしてたら、ラジオから落語が聞えてきて、拗ねて悲しいはずやのに

おかしくて、寝てるふりしてる手前もあって、笑いをかみ殺してたことありますけど、一緒です。

英語の歌詞を日本語にして唄う。

今にして思えばすごいことのような気がする。

そんなんです。