『檸檬』を絞る

昨日の夜、梶井基次郎の『檸檬』を読んだ。

短い。

檸檬』。「瀬山の話」、「秘やかな楽しみ」、「檸檬断片」と原型となる作品がいくつかあるそうだ。

そのものずばり、【檸檬】というHPがあった。

上の先行する作品については、このHPで知った。

梶井は、武蔵野書院から、われわれが知っている短編小説集『檸檬』出版の翌年、昭和7年に肺結核で亡

くなっている。

すると、上記のHPに基づけば『檸檬』改作におよそ10年ほどの時間をかけていることになる。

「瀬山の話」を同HPで読んでみた。

長い。


この10年に及ぶ梶井の檸檬絞り。


爆発の悪意をはらむ、梶井の檸檬の中身?

梶井の精神史を辿ってみたくなってきた。