飯炊き職人

家族はみんな無年金です。


戦争中は天皇は神様やから足がないもんや思ってた。


それがみんなうそやった。


何の疑いもなく信じた自分が哀れや。それだけに自分のしたいようにしようと思うたわけさ。



国の世話なんかなりません。死ぬまで働くつもりです。

                      銀シャリ屋ゲコ亭(堺市)/村嶋孟(74歳)
 
                         ― 朝日新聞(大阪・2005年1月3日)

ときどき、こうした人に出くわします。





そぐは削ぐであり、殺ぐでもあります。

言葉が刺さっております。