流行りもん

 
昨日の朝から悪寒発熱。

流行のインフルエンザやったら気持ち悪いので、歩いて十五分の最近やや弱ってきてる総合病院に行く。

たんなる風邪。


ある時期から、流行りもんには絶対に手を出さんとこと決めたので、流行の病でなくてよかった。

それにしても、頭寒足熱には縁がないけど、悪寒発熱はけっこうあるなぁ。


夕刊に、竹内敏晴さんが亡くなったとあった。

『ことばが劈かれるとき』を読んだのは70年の後半。

流行りもんには手を出さんとこと決めた頃の一冊。

この辺りから、勝手に着せられた自分のものでないもんを脱ぎだした気もする。


姉ちゃんから電話。

オカンの三回忌は十月一日。



   春が来たのに

   わしや やっぱり

   ユタンポかかへてねとる。


   ふるさとの 母よ。
                 

      -木山捷平『二十八の春』



今は秋やけど、こんなんあったなぁ思うて。



ほな。