飲み屋
汚い店が好きらしい。
アホ友達のF元君は、そう決めつける。
大阪、京都、兵庫は当然として、東京、神奈川辺りでもそうだった。
F元君が飲みに入って「ん?ここアイツ好みの店やなぁ」と思った店。
そこに、たしかに私が行ってたりするから、そう思うのかも知れない。
汚い店って、汚れてる店というわけでもない。
テーブルは、いつも磨かれてピカピカだけど、人間が古くなっていくように、磨いてもとれないくらいの
時間が過ぎた店ということだけど。
まあ、ようするに若いオネイサンが決して一人では入らないような店。
というか、若いオニイチャンの姿を見る事ないけど。
主流は、屈折し過ぎて、一見まともに見えるようなオッサンだ。
動物が、自然に自分のすみかを探してくるように、そういう連中は、そういう店に自然と集まってくる。
集まっても、群れることもない。
たいたいが一人で飲んで帰っていく。
目は酔ってはいない。
そんな飲み屋で、言葉のボクシングをするのが好きのだ。
若い頃は、ホンマのボクシングになったりもした。
この頃の不満と言えば、そういう店になかなか行けない事だ。
大阪は天満にそういう店を見つけているので行ってみたい思うてる。
どっちにしても、今年も年内の目標は「アホほど飲む」になりそうだ。
とりあえず、それはクリアしたい。
そんだけ。