混ぜ混ぜ
ここの店は約1名のオネイサンが焼いてる時だけは美味い。
フワフワしてるけど、しっかり詰まってる感じもあって、まるで焼いてるオネイサンみたいやなぁとアホ
な顔して出来るの待ってたりする。
オネイサンの方はオッサンまた来よったという顔してるけど。
ミックスは豚&イカ両方入ってどうや!というもん。
そんなんをビィル飲みもってビョーキ男と食うてて思うた。
広島焼きは生地と野菜は分け分けして焼く。
大阪のお好み焼きは生地と野菜を最初から混ぜ混ぜして焼く。
混ぜ混ぜは大阪の食いモンの大きな特徴かも知らんと思うたのだ。
そういえば、お好み焼きだけやない。
鰻も「まむし」というて、鰻はご飯に混ぜてある。まむしは「まぶし」からきてるらしい。
・・・こういう大阪風の食い方はだんだんと廃れてきてるけど。
ジュースも大阪はミックスジュース。
かやくご飯は、そのまんまで別名を混ぜご飯。
ご飯とルーが最初から混ぜ混ぜ状態で、尚かつ食う前に卵を混ぜ混ぜしてとどめを刺す。
混ぜ混ぜの極致みたいではあるなぁ。
とにかく、そんなことで混ぜ混ぜは大阪らしいもんのような気がする。
混ぜ混ぜは普通に言うと「一緒くた」とか「ごちゃ混ぜ」でええのか?
大辞泉によると、一緒くた=雑多な物事が秩序なく一つになっていること。ごちゃまぜとある。
うん、そんなんや。ええ感じ。
世間は最近、切り揃えるだけ切り揃えて、分け分けしすぎとるからなぁ。
そや、こんどお好み焼き屋のオネイサンに「おっちゃんと混ぜ混ぜせえへんか?」ゆうてみたろかなぁ。
やっぱり、こわそうやからやめとこ。
ほな。